ミナミハタンポ

ミナミハタンポ ススズキ目・ハタンポ科

ミナミハタンポ

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標準和名 ミナミハタンポ (南葉丹宝)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・ハタンポ科・ハタンポ属
学 名 Pempheris schwenkii cxanthoptera
分 布 太平洋やインド洋など
生息環境 沿岸の岩礁域など
全 長 15cm 程度
別名・地方名 カタジラー、ワタンポなど
備 考 背びれ・11棘14~15軟条、しりびれ・3棘8軟条
ミナミハタンポはインド洋や太平洋の暖海に分布していて、国内では千葉辺りから南や小笠原諸島などの南日本に分布している。

体は卵円形で、強く側扁している。
背びれは小さく、体の後半は尾柄に向かって急に細り、しりびれの基底は長い。

吻は短く、口は斜め上に向かって開いている。
眼は大きく、体色は銀白色をしているが、赤褐色を帯びているようなものや全体にオレンジ色っぽいものも見られる。

鱗は薄く、大きくて剥れやすいが、その下にも小さなものがあり2層になっている。
また、側線は尾びれ後端近くまで伸びている。

ツマグロハタンポに似ているが、鱗は大きい。
沿岸の岩礁域などに生息し、夜行性で、昼間は岩穴などに隠れていて、夜になると活動をはじめる。
動物プランクトンや甲殻類等を食べる。

ミナミハタンポは他の魚に混じって定置網などで混獲されるが、食用としては流通しない。
しかし、防波堤などの夜釣りなどでもよく上がり、時に食用に利用されることがある。
骨は多いが白身の魚で、から揚げや塩焼きなどにすると美味しいとも言われている。

また、若魚は1万以上の大群になることもあると言われ、練り製品などにも利用される。

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