チョウチョウウオ

チョウチョウウオ ススズキ目・チョウチョウウオ科

チョウチョウウオ

チョウチョウウオ 1チョウチョウウオ 2チョウチョウウオ 3

標準和名 チョウチョウウオ (蝶蝶魚)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・チョウチョウウオ科・チョウチョウウオ属
学 名 Chaetodon auripes
英 名 Oriental butterflyfish
分 布 日本や台湾、東インド諸島、インド洋
生息環境 岩礁やサンゴ礁域など
全 長 20cm 程度
別名・地方名 アブラウオ(高知)、ウチワダイ(鹿児島)、オドリコ・キンチャクウオ(和歌山)など
備 考 背びれ・12棘22~22軟条、しりびれ・3棘17~22軟条
チョウチョウウオは千葉県より南、小笠原諸島のほか、台湾や東インド諸島、インド洋などの温帯域に分布し、岩礁やサンゴ礁域に生息している。

体は強く側扁し、吻は突き出していて、口は小さい。
背びれの基底はかなり長く、尾びれは背びれとしりびれに挟まれたような感じがする。
また、目を通る黒い横縞と、その後ろには白い横縞が見られる。

体色は黄色っぽく、アミチョウチョウウオともよく似ているが、アミチョウチョウウオの体側は網目模様のように見える。
また、体つきはカゴカキダイにも似ているが、カゴカキダイの体側には、はっきりとした細い暗褐色の縦縞が何本も走っているので、容易に見分けることができる。

腹びれは胸びれの下あたりにあり、背びれ・腹びれ・しりびれ・尾びれは黄色で、黒色の縞が入る。

幼魚の間は体色がオレンジ色をしており、背びれの軟条部には黒い斑があるが、成長するにつれて黄色っぽくなり、背びれの斑も消える。

チョウチョウウオ科の中でも最もよく見られるもので、南日本の太平洋岸では普通に見られる。

繁殖行動などについては詳しく分っていないが、雑食性で、海綿や海草などを食べる。

チョウチョウウオは流通することはないが、釣りでは他の魚に混じって釣れる。
時に食用にされることもあるが、観賞用にされることが多い。

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