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アケボノチョウチョウウオ スズキ目・チョウチョウウオ科



アケボノチョウチョウウオ


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標準和名 アケボノチョウチョウウオ (曙蝶々魚)
分 類 スズキ目・スズキ亜目・チョウチョウウオ科・チョウチョウウオ属
学 名 Chaetodon melannotus
英 名 Blackback butterflyfish / Knobsnout parrotfish
分 布 インド洋や西・中部太平洋
生息環境 岩礁やサンゴ礁域など
全 長 15~18cm 程度
備 考 背びれ・12~13棘17~21軟条、しりびれ・3棘16~18軟条
アケボノチョウチョウウオは北緯36度辺りから南緯36度辺りにかけてのインド洋や太平洋などに分布していて、太平洋では西太平のほかライン諸島などの中部太平洋でも見られる。
国内では千葉辺りより南で見られ、インド洋でも紅海を含む広い海域に分布している。

体は円形で強く側扁し、体高は高い。
また、吻は突出していて、先は尖っている。

体色は銀白色をしているが、体を囲むようにして、吻から背びれ・尾びれ・しりびれ・腹びれは黄色く、尾柄も黄色い。
また、体側の鱗には暗色の斑があるが、この斑は腹部では点状だが、背部では密になっていて、これが斜めに走る黒帯のように見える。

眼を通る黒色の横帯がありチョウチョウウオに似た感じもするが、体色が異なっているほか、アケボノチョウチョウウオのしりびれの基底には小さな黒色斑が見られ、幼魚では尾柄にもはっきりとした黒色の斑がある。

水深20m位までの浅いサンゴ礁や岩礁域などに小さな群れをつくって生息し、小型の甲殻類や藻類、サンゴのポリプなどを食べる。
幼魚は死滅回遊魚(無効分散)だが、夏から秋にかけて、本州中部より南の太平洋側の防波堤などでふつうに見られる。

アケボノチョウチョウウオは色彩がきれいなことから、他のチョウチョウウオの仲間のように観賞用などに利用される。
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