プラーテーポー

プラーテーポー ナマズ目・パンガシウス科



プラーテーポー


プラーテーポー 1プラーテーポー 2プラーテーポー 3

標準和名 プラーテーポー
分 類 ナマズ目・ギギ上科・パンガシウス科
学 名 Pangasius larnaudii
英 名 Spot pangasius
分 布 東南アジア
生息環境 水深のある大きな河川など
全 長 100~130cm 程度
参 考 しりびれ・28~32軟条
プラーテーポーは、カンボジアやラオス、タイ、ベトナムなどに生息する大型の淡水魚で、メコンオオナマズカイヤンなどと共に、ナマズ目・パンガシウス科に属している。

頭部は縦扁しているが、体は側扁している。
脂鰭があり、腹側は丸みがあるが、背びれの起部から脂鰭までは直線的な感じがする。
また、尾びれの後ろ縁は深く湾入していて、上顎と下顎に一対ずつのヒゲがある。

体色は銀白色や光沢のある灰色で、胸びれ基部の上には大きな黒い斑点がある。
大きいものでは全長2mを超えるとも言われている。

プラーテーポーはメコン盆地を流れるメコン川やチャオプラヤ川など、水深のある比較的大きな河川やその支流に生息している。
流れの急なところから緩やかなところまで見られ、甲殻類や小魚、水生昆虫などを主に食べるが、大きい個体は流れてきた動物の死骸なども食べる。
また、雨季には洪水で現れる氾濫源にも進出し、繁殖も雨季に行われるが、この時期には陸生植物の葉や果実なども食べる。

この他、プラーテーポーは大切な食用魚で、養殖も行われている。
現在のところ絶滅の恐れはないとされているが、ダム建設による生息地の変化や減少、地域によっては乱獲なども行われていて、生息数の減少が心配されている。


パンガシウス科の魚類へ / このページの先頭へ