イエローフィン・バルブ

イエローフィン・バルブ コイ目・コイ科



イエローフィンバルブ


イエローフィンバルブ 1イエローフィンバルブ 2イエローフィンバルブ 3イエローフィンバルブ 4

標準和名 イエローフィン・バルブ (イエローフィンバーブ)
分 類 コイ目・コイ科
学 名 Hypsibarbus vernayi
分 布 インドシナ半島
生息環境 平野部を流れる河川など
全 長 20cm 程度
備 考 背びれ・8軟条、しりびれ・5軟条
イエローフィン・バルブ(イエローフィン・バーブ)は、カンボジアやラオス、タイ、ベトナムなどに分布するコイ科の淡水魚で、中国南部にも分布している。

体は楕円形で、頭部は小さいが体高が高く、全体にがっしりとした体つきをしている。
背びれの起部でもっとも体高が高く、尾びれは大きくて二叉している。
鱗は大きく、有孔側線鱗数は26~29。

体色は銀色や、やや赤味や黄色を帯びた銀色のような色合いで、目立った斑などはなく、名前のように、胸びれやしれびれは黄色い色をしている。

イエローフィン・バルブは、メコン川やチャオプラヤ川、メークローン川流域などに生息していて、甲殻類のほか、洪水で氾濫した森林植生(花や果実)なども食べる。

食用に利用されているが、時に観賞用に利用されることがある。
現在のところ絶滅の恐れはないとされているが、地域によっては乱獲されているほか、河川の改修やダムの建設などによって、生息環境は悪化している。

尚、Hypsibarbus wetmoreiをイエローフィン・バルブと呼ぶこともあるようだが、本種とは別種で、こちらのしりびれなどは赤っぽい色をしている。
また、本種よりも大きく、40cmから、大きいものでは70cm程に成長する。


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