ダルマオコゼ

ダルマオコゼ カサゴ目・フサカサゴ科



ダルマオコゼ


ダルマオコゼ 1ダルマオコゼ 2ダルマオコゼ 3ダルマオコゼ 4

標準和名 ダルマオコゼ (達磨虎魚)
分 類 カサゴ目・カサゴ亜目・フサカサゴ科・ダルマオコゼ属
学 名 Erosa erosa
英 名 Monkeyfish
分 布 日本から朝鮮半島、南シナ海など
生息環境 海底の砂泥底など
全 長 15cm 程度
別名・地方名 ツチオコゼ(和歌山・高知)、イソオコゼ、クソオコゼ、ゲンコツ、シシオコゼなど
備 考 背びれ・14棘5~7軟条、しりびれ・3棘5~6軟条
ダルマオコゼは、名前のようにずんぐりとした体つきで、西太平洋やインド洋、日本では本州の中部より南に分布している。

体は側扁していて太くて短いが、頭部は丸く、また、幅広くてかなり大きい。
眼の上は隆起していて、後頭部は深く窪んでいる。
口は大きく、正面を向き、眼も大きい。

体色は赤褐色や黄褐色、茶褐色などで変化があるが、体側には肉質の小さな突起が四列並んでいる。
背びれの棘には猛毒があり、しりびれや腹びれにも短い棘がある。
また、頭部にも棘が見られ、棘の先は丸い。

沿岸の岩礁域や砂利底などに生息し、浅い海底に多い。
遊泳することなく、海底でじっとしていて、底性の甲殻類などの小動物や小魚などを食べる。
獲物は、近づいてきたものを大きな口でひと呑みにするが、ダルマオコゼが動かずにいると海底の石などに見え、オニオコゼオニダルマオコゼなどと同様、擬態している。

他の魚に混じって、底曳網や刺網などで漁獲されるが、普通は食用にされることはない。


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