コロソマ

コロソマ カラシン目・カラシン科



コロソマ


コロソマ 1コロソマ 2

標準和名 コロソマ
分 類 カラシン目・カラシン科・セルラサルムス亜科・コロソマ属
学 名 Colossoma macropomum
英 名 Tambaqui
分 布 南アメリカ
生息環境 アマゾン川など
全 長 70cm 程度
別名・地方名 ブラックコロソマ、タンバッキーなど
コロソマは南米のアマゾン川やオリノコ川水系などに生息する大型の淡水魚で、大きいものだと体重は30kg、全長は1mを超え、カラシン科ではもっとも大きくなる。

体は側扁していて体高は高く、頭部は大きいが眼と口は小さい。
体色は成長するに従って黒くなり、背側は灰緑色、腹面の前部とのどは銀色を帯びて白っぽい。
また、しりびれも黒く、大きな脂ひれがある。

体色や大きさは違うが、全体に同じカラシン科に属するピラニアとよく似ている。
しかし、性質は異なり、コロソマはおとなしく、群れることもなく、普段は単独で生活している。

食性もピラニアとは違っていて、ミミズや昆虫類、動物性プランクトンなどを食べるが、水草などの植物質のものを好み、水面に落下した種子や果実なども食べる。
大変丈夫な歯をもっており、落下した椰子の実などもすりつぶして食べることが知られている。

国内では他のコロソマと区別する為「ブラックコロソマ」とも呼ばれているが、生息地では大切な食用魚として漁獲され、養殖なども行われている。
一般に「タンバッキー」と呼ばれ、寿命は長く、20年を超えると言われている。


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